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2011年3月11日、東日本大震災に見舞われた岩手県大槌町。
ひょうたん島(蓬莱島)のある大槌町は鮭の定置網漁や養殖業で栄えてきた。
漁師町の復興に「船」は欠かせない。
震災の日から11年間、復興の足跡を記録した貴重なフォトストーリー。
- 出版社 : 集広舎 (2023/3/11)
- 発売日 : 2023/3/11
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4867350451
- ISBN-13 : 978-4867350454
- 寸法 : 25.7 x 18.2 x 2 cm
たまたま家族がいない夜に1人ゆっくりページをめくった。著者がひたすら大槌の人達に寄り添い、カメラに収めた膨大な写真。その中から選び抜かれた一枚一枚に引き込まれ、淡々と綴られた文章に悲劇の一端を垣間見る。ハッとし、そして希望を感じる一枚にこちらが力付けられ、そんなことを繰り返しながら読み終えた力作だった。
写真の力に圧倒されました。大槌町の造船所という限られた場所から、壮大なスケールで11年間にわたる被災地復興の様子が描かれています。民宿の屋根に乗った「はまゆり」はこの造船所のドックから流されたそうで、津波に流された船大工の話や家の再建を夢見ながら亡くなった船大工の話など、苦悩から立ちあがろうと懸命に船を作り続ける人間ドラマが印象的でした。涙なしではページをめくることができません。被災地の記録を残した大作、おすすめです。
言葉が見つかりません。
とにかく一枚一枚の写真と一言一句が私の心を打ちました。
さまざまな熱い拳が胸を叩いてきます。
最後のページまでめくって本を閉じた時、「すげえ」という一言が漏れてしまいました。