Profile

野田雅也 Masaya NODA 

1974年福岡県生まれ、埼玉県在住。写真家・映画監督、Media Laboノダグラ代表。

 20代のほとんどをバックパッカーとして世界を放浪し、旅の中で写真を始めました。なかでもチベットを繰り返し訪ねて撮影し、圧政下に生きる人びとのことを伝えるためフォトジャーナリストとして活動を始めました。その後は世界各地の紛争地や災害現場、地球環境などを取材し、写真記事や映像作品を新聞・雑誌・テレビなど国内外で多数発表してきました。写真作品では、ナショナルジオグラフィック日本語版特別賞、上野彦馬賞の部門・毎日新聞社賞、デイズ国際フォトジャーナリズム大賞・特別賞など受賞しました。

 東日本大震災の翌日から福島で取材を始め、飯舘村の酪農家たちを描いたドキュメンタリー映画『遺言 〜原発さえなければ』を山形国際映画祭に出品し、「ポレポレ東中野」をはじめ全国劇場にて公開しました。グリーンイメージ国際映画祭大賞、江古田映画祭グランプリなど受賞。その後、飯舘村に帰村する住民を描いた続編『サマショール 〜遺言第六章』を発表。

 帰還困難区域である浪江町津島の最後の姿をドローン空撮で記録したDVD『ふるさと津島』と『津島の記憶』を製作し、現在も各地で上映を続けています(自主上映を募集中!)。

 写真集に『造船記』(集広舎)、共著に『災害列島・日本』(扶桑社)、『3・11 メルトダウン』(凱風社)、『TSUNAMI3・11東日本大震災記録写真集』、『戦地に生きる人びと』(集英社新書)など。
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)会員、日本写真家協会(JPS)会員。

 チベットやネパールで現地支援活動を行うNPO法人「ルンタ・プロジェクト」の運営に関わり、現在は障がいのある次男を含め、3人男児の子育てに奮闘中です。

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